Raspberry Pi での開発

Qt Edu for Developersパッケージを利用することで、Raspberry Pi をターゲットハードウェアとした組込み機器向けの開発を行うことができます。既存の Qt インストールにQt Board Support Package(QBSP) を追加し、Raspberry Pi で使用する SD カードにBoot to Qtシステムイメージをフラッシュします。

注意: Windows と Linux は開発ホストとしてサポートされていますが、macOS はサポートされていません。

まず、Qt Edu for Developersのインストールステップを完了させてください。

1.QBSP のダウンロード

Qt アカウントにログインします。Downloads セクションに移動し、Product フィールドのドロップダウンメニューからEDU ライセンスの Qt for Device Creation QBSP を選択します。

開発ホスト(Windows または Linux)に適したバージョンの.qbspファイルをダウンロードします。

2.メンテナンスツールの実行

Qt のインストールフォルダに移動し、MaintenanceTool を実行します。

メンテナンスツールを使って、既存の Qt インストールを変更することができます。Custom installation に移動し、Next を選択します。

Browse QBSP files を選択します。ファイルダイアログウィンドウで、Qt アカウントからダウンロードした.qbsp ファイルを見つけて選択します。

この後、利用可能なコンポーネントのリストが更新されます。Boot to Qt Software Stack で、Raspberry Pi を選択し、Next を選択します。これで、Raspberry Pi 用の Boot to Qt システムイメージとツールチェーンがインストールされます。

3.Qt Creator を開く

セットアップを完了するには、Raspberry Pi の起動ドライブとして使用する SD カードに Boot to Qt システムイメージをフラッシュする必要があります。さらに、有線または無線のネットワーク接続を使用して、Boot to Qt ソフトウェアスタックを実行するデバイスに接続するために Qt Creator を設定する必要があります。

これらの手順は Qt Creator で行います詳細は Qt Creator:Boot2Qt デバイスの接続を参照してください。

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