Qt ネットワーク認証
Qt Network Authorization は、Qt アプリケーションがユーザーのパスワードを公開することなく、オンラインアカウントや HTTP サービスへの限定的なアクセスを取得するための API を提供します。
現在サポートされている認証プロトコルはOAuth のバージョン 1 と 2 です。
モジュールの使用
Qt モジュールを使用するには、モジュールライブラリを直接リンクするか、他の依存関係を介してリンクする必要があります。CMakeやqmakeなど、いくつかのビルドツールはこのための専用サポートを持っています。
CMake でのビルド
find_package()
コマンドを使って、Qt6 パッケージの中から必要なモジュールコンポーネントを探します:
find_package(Qt6 REQUIRED COMPONENTS NetworkAuth) target_link_libraries(mytarget PRIVATE Qt6::NetworkAuth)
CMake によるビルドの概要も参照してください。
qmakeによるビルド
モジュールをqmakeでビルドするように設定するには、プロジェクトの.proファイルにQT変数の値としてモジュールを追加します:
QT += networkauth
概要
このモジュールの目的は、インターネット上に存在するさまざまな認証方式を扱う方法を提供することです。
認証システムには以下のようなものがあります:
これらのシステムにより、アプリケーション開発者は認証サーバーが提供する外部認証サーバーを使用するアプリケーションを作成することができます。これらのサービスのユーザは、怪しいアプリケーションに認証情報を渡す心配はありません。代わりに、認証情報は既知の信頼できるウェブインタフェースに入力されます。
記事とガイド
ライセンス
Qt Network Authorization はThe Qt Company から商用ライセンスで提供されています。また、GNU General Public License, version 3 でも利用可能です。詳細はQt Licensingを参照してください。
使用例
API リファレンス
©2024 The Qt Company Ltd. 本書に含まれるドキュメントの著作権は、それぞれの所有者に帰属します。 本書で提供されるドキュメントは、Free Software Foundation が発行したGNU Free Documentation License version 1.3に基づいてライセンスされています。 Qtおよびそれぞれのロゴは、フィンランドおよびその他の国におけるThe Qt Company Ltd.の 商標です。その他すべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。