Qt Quick Timelineの概要

タイムラインはアイテムをアニメーションさせたり、アイテムの動作を定義するために使うことができます。特定の時点でアクティブにできるタイムラインは1つだけです。

アイテムのプロパティをアニメーションさせることで、その値をすぐにターゲット値に変更するのではなく、中間値を移動させることができます。例えば、シーン内のアイテムを移動させるには、アイテムの位置をコントロールするプロパティ、xとyをアニメートして、アイテムの位置がターゲット位置に向かう途中のキーフレームで変化するようにします。同様に、キーフレームでアイテムの色やスケールのプロパティを変えて、近づいたり離れたりするように見せることもできます。

Qt Design Studio と Qt Quick Designer には、キーフレームベースのアニメーションを作成するためのタイムラインエディタがあります。

Qt Quick では、State オブジェクトで様々な UI ステートを宣言することができます。これらの状態は、ベースとなる状態からのプロパティの変化で構成され、UIロジックを整理するのに便利な方法です。トランジションは、アイテムに関連付けることができるオブジェクトで、ステートの変化によってプロパティが変化したときに、どのようにアニメーションするかを定義します。Qt Design Studio や Qt Quick Designer では、タイムラインアニメーションをステートにバインドすることができます。

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