Qt XML

Qt XML モジュールは XML の DOM 標準の実装を提供します。

注意: Qt XML には、今後追加機能はありません。XML ドキュメントを繰り返し読み書きする(SAX)には、QXmlStreamReaderQXmlStreamWriter クラスを使用してください。これらのクラスはより使いやすく、XML標準に準拠しています。

Qt XML C++ Classes ページに、このモジュールで利用可能なクラスの概要が記載されています。

モジュールの使用

Qt モジュールを使用するには、モジュール・ライブラリを直接、または他の依存関係を通してリンクする必要があります。CMakeや qmakeなど、いくつかのビルドツールはこのための専用サポートを持っています。

CMake でのビルド

find_package() コマンドを使って、Qt6 パッケージの中から必要なモジュールコンポーネントを探します:

find_package(Qt6 REQUIRED COMPONENTS Xml)
target_link_libraries(mytarget PRIVATE Qt6::Xml)

CMakeによるビルドの概要も参照してください。

qmakeでビルドする

モジュールをqmakeでビルドするように設定するには、プロジェクトの.proファイルにQT 変数の値としてモジュールを追加します:

QT += xml

モジュールの進化

Qt XML の変更点には、Qt 6 シリーズの Qt で行われたモジュールの API と機能の重要な変更が記載されています。

ライセンス

Qt XML モジュールは、The Qt Company の商用ライセンスで利用できます。さらに、フリーソフトウェアライセンスでも利用可能です:GNU Lesser General Public License, version 3 またはGNU General Public License, version 2 です。詳細はQt ライセンスを参照してください。

本ドキュメントに含まれる文書の著作権は、それぞれの所有者に帰属します。 本書で提供されるドキュメントは、Free Software Foundation が発行したGNU Free Documentation License version 1.3に基づいてライセンスされています。 Qtおよびそれぞれのロゴは、フィンランドおよびその他の国におけるThe Qt Company Ltd.の 商標です。その他すべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。