<qdrawutil.h> - Drawing Utility Functions

関数の説明

void qDrawBorderPixmap(QPainter *painter, const QRect &target, const QMargins &margins, const QPixmap &pixmap)

qDrawBorderPixmap 関数は、矩形の余白に pixmap を描画するための関数です。

与えられたtarget の矩形に、与えられたpainter を用いて、与えられたpixmap を描画します。pixmapは9つのセグメントに分割され、margins の構造に従って描画されます。

void qDrawBorderPixmap(QPainter *painter, const QRect &targetRect, const QMargins &targetMargins, const QPixmap &pixmap, const QRect &sourceRect, const QMargins &sourceMargins, const QTileRules &rules = QTileRules())

指定されたpixmap から指定されたtargetRect の矩形に、指定されたpainter を用いて、指定されたsourceRect の矩形を描画します。pixmap は、与えられたtargetMargins とsourceMargins の構造に従って、9つのセグメントに分割されます。最後に，与えられたrules に従って pixmap が描画されます．

この関数は、CSS3 の border-imagesと同様に、拡大縮小された pixmap を描画するために使用されます。

Qt::TileRule,QTileRules,QMarginsも参照してください 。

void qDrawPlainRect(QPainter *painter, int x, int y, int width, int height, const QColor &lineColor, int lineWidth = 1, const QBrush *fill = nullptr)

(x,y) で始ま る 無地の矩形を、 与えられたwidth とheight で、 指定されたpainter,lineColor とlineWidth を用いて描画します。矩形の内部は、fill がnullptr でない限り、fill ブラシで塗りつぶされます。

あるいは、QFrame ウィジェットを使用し、QFrame::setFrameStyle() 関数を適用して、プレーンな長方形を表示することもできます：

QFrame frame:
frame.setFrameStyle(QFrame::Box | QFrame::Plain);

qDrawShadeRect() およびQStyleも参照して ください。

void qDrawPlainRect(QPainter *painter, const QRect &rect, const QColor &lineColor, int lineWidth = 1, const QBrush *fill = nullptr)

これはオーバーロードされた関数です。

与えられたpainter 、lineColor 、lineWidth を用いて、rect で指定されたプレーンな矩形を描画します。fill がnullptr でない限り、矩形の内部はfill ブラシで塗りつぶされます。

あるいは、QFrame ウィジェットを使用し、QFrame::setFrameStyle() 関数を適用して、プレーンな矩形を表示することもできます：

QFrame frame:
frame.setFrameStyle(QFrame::Box | QFrame::Plain);

qDrawShadeRect() およびQStyleも参照して ください。

[since 6.7] void qDrawPlainRoundedRect(QPainter *painter, int x, int y, int width, int height, qreal rx, qreal ry, const QColor &lineColor, int lineWidth = 1, const QBrush *fill = nullptr)

(x,y) で始ま る 無地の丸め長方形を、 与えられたwidth とheight で、 指定された水平半径rx と 垂直半径ry 、 指定されたpainter 、lineColor とlineWidth を用いて描画します。矩形の内部は、fill がnullptr でない限り、fill ブラシで塗りつぶされます。

あるいは、QFrame ウィジェットを使用し、QFrame::setFrameStyle() 関数を適用して、プレーンな矩形を表示することもできます：

QFrame frame:
frame.setFrameStyle(QFrame::Box | QFrame::Plain);

この関数は Qt 6.7 で導入されました。

qDrawShadeRect() とQStyleも参照して ください。

[since 6.7] void qDrawPlainRoundedRect(QPainter *painter, const QRect &rect, qreal rx, qreal ry, const QColor &lineColor, int lineWidth = 1, const QBrush *fill = nullptr)

これはオーバーロードされた関数です。

rect で指定されたプレーンな矩形を、水平半径rx および垂直半径ry 、与えられたpainter 、lineColor およびlineWidth を用いて描画します。矩形の内部は、fill がnullptr でない限り、fill ブラシで塗りつぶされます。

あるいは、QFrame ウィジェットを使用し、QFrame::setFrameStyle() 関数を適用して、プレーンな矩形を表示することもできます：

QFrame frame:
frame.setFrameStyle(QFrame::Box | QFrame::Plain);

この関数は Qt 6.7 で導入されました。

qDrawShadeRect() とQStyleも参照して ください。

void qDrawShadeLine(QPainter *painter, int x1, int y1, int x2, int y2, const QPalette &palette, bool sunken = true, int lineWidth = 1, int midLineWidth = 0)

与えられたpainter を用いて、水平 (y1 ==y2) または垂直 (x1 ==x2) に陰線を引きます。y1!=y2 かつx1!=x2 の場合には何も描画されないことに注意してください（すなわち、線は水平でも垂直でもありません）。

与えられたpalette は、網かけの色を指定します (light,dark およびmiddle の色)。与えられたlineWidth は、それぞれの線の幅を指定する。与えられたmidLineWidth は、QPalette::mid() 色で描かれた中線の幅を指定します。

sunken が真なら線は沈んで見え、そうでなければ浮き上がって見える。

あるいは、QFrame ウィジェットを使用し、QFrame::setFrameStyle() 関数を適用して陰線を表示することもできます：

QFrame frame:
frame.setFrameStyle(QFrame::HLine | QFrame::Sunken);

qDrawShadeRect(),qDrawShadePanel(),QStyleも参照してください 。

void qDrawShadeLine(QPainter *painter, const QPoint &p1, const QPoint &p2, const QPalette &palette, bool sunken = true, int lineWidth = 1, int midLineWidth = 0)

これはオーバーロードされた関数です。

与えられたpainter を使って、p1 とp2 の間に水平または垂直の陰線を引きます。点間の線が水平でも垂直でもない場合は、何も描画されないことに注意してください。

与えられたpalette は、陰影の色を指定します (light,dark andmiddle colors)。与えられたlineWidth は、それぞれの線の線幅を指定します。与えられたmidLineWidth は、QPalette::mid() 色で描かれた中線の幅を指定します。

sunken が真なら線は沈んで見え、そうでなければ浮き上がって見える。

あるいは、QFrame ウィジェットを使用し、QFrame::setFrameStyle() 関数を適用して陰線を表示することもできます：

QFrame frame:
frame.setFrameStyle(QFrame::HLine | QFrame::Sunken);

qDrawShadeRect(),qDrawShadePanel(),QStyleも参照してください 。

void qDrawShadePanel(QPainter *painter, int x, int y, int width, int height, const QPalette &palette, bool sunken = false, int lineWidth = 1, const QBrush *fill = nullptr)

与えられたwidth とheight を用いて、与えられたpainter とlineWidth を用いて、 (x,y) から始まる陰影パネルを描画します。

与えられたpalette はシェーディングの色を指定します (light,dark,middle 色)。パネルの内側は、fill がnullptr でない限り、fill ブラシで塗りつぶされます。

sunken が真の場合、パネルは沈んで見え、そうでない場合は浮き上がって見えます。

あるいは、QFrame ウィジェットを使用し、QFrame::setFrameStyle() 関数を適用して、シェーディング・パネルを表示することもできます：

QFrame frame:
frame.setFrameStyle( QFrame::Panel | QFrame::Sunken);

qDrawWinPanel(),qDrawShadeLine(),qDrawShadeRect(),QStyleも参照してください 。

void qDrawShadePanel(QPainter *painter, const QRect &rect, const QPalette &palette, bool sunken = false, int lineWidth = 1, const QBrush *fill = nullptr)

これはオーバーロードされた関数である。

与えられたpainter と与えられたlineWidth を用いて、rect で指定された矩形に陰影パネルを描画します。

与えられたpalette はシェーディングの色を指定します (light,dark andmiddle colors)。パネルの内側は、fill がnullptr でない限り、fill ブラシで塗りつぶされます。

sunken が真であればパネルは沈んで見え、そうでなければ浮き上がって見えます。

あるいは、QFrame ウィジェットを使用し、QFrame::setFrameStyle() 関数を適用して、シェーディング・パネルを表示することもできます：

QFrame frame:
frame.setFrameStyle( QFrame::Panel | QFrame::Sunken);

qDrawWinPanel(),qDrawShadeLine(),qDrawShadeRect(),QStyleも参照してください 。

void qDrawShadeRect(QPainter *painter, int x, int y, int width, int height, const QPalette &palette, bool sunken = false, int lineWidth = 1, int midLineWidth = 0, const QBrush *fill = nullptr)

(x,y) を始点とする陰影付き矩形を、 与えられたwidth とheight を用いて、 与えられたpainter を用いて描画します。

指定されたpalette はシェーディングの色を指定します (light,dark,middle 色)。与えられたlineWidth は、各行の線幅を指定します。midLineWidth は、QPalette::mid() 色で描かれた中線の幅を指定する。fill がnullptr でない限り、矩形の内側はfill ブラシで塗りつぶされる。

sunken が真の場合、矩形は沈んで見え、そうでない場合は盛り上がって見える。

あるいは、QFrame ウィジェットを使用し、QFrame::setFrameStyle() 関数を適用して、シェーディングされた矩形を表示することもできます：

QFrame frame:
frame.setFrameStyle(QFrame::Box | QFrame::Raised);

qDrawShadeLine(),qDrawShadePanel(),qDrawPlainRect(),QStyleも参照して ください。

void qDrawShadeRect(QPainter *painter, const QRect &rect, const QPalette &palette, bool sunken = false, int lineWidth = 1, int midLineWidth = 0, const QBrush *fill = nullptr)

これはオーバーロードされた関数です。

与えられたpainter を用いてrect で指定された陰影付き矩形を描画します。

指定されたpalette は、シェーディングの色を指定します (light,dark およびmiddle 色)。与えられたlineWidth は、各線の線幅を指定します。midLineWidth は、QPalette::mid() 色で描かれた中線の幅を指定する。fill がnullptr でない限り、矩形の内側はfill ブラシで塗りつぶされる。

sunken が真の場合、矩形は沈んで見え、そうでない場合は盛り上がって見える。

あるいは、QFrame ウィジェットを使用し、QFrame::setFrameStyle() 関数を適用して、シェーディングされた矩形を表示することもできます：

QFrame frame:
frame.setFrameStyle(QFrame::Box | QFrame::Raised);

qDrawShadeLine(),qDrawShadePanel(),qDrawPlainRect(),QStyleも参照して ください。

void qDrawWinButton(QPainter *painter, int x, int y, int width, int height, const QPalette &palette, bool sunken = false, const QBrush *fill = nullptr)

与えられた点 (x,y},width,height ) で指定 さ れた Windows ス タ イルのボ タ ン を、 与えられたpainter を用いて、 線幅 2 ピ ク セル で描画 し ます。ボタンの内部は、fill がnullptr でない限り、fill ブラシで塗りつぶされます。

与え ら れたpalette はシ ェ ーデ ィ ン グの色 （light 、dark 、middle の色） を指定 し ます。

sunken が true ならボタンは沈んで見え、そうでなければ浮き上がって見えます。

qDrawWinPanel() およびQStyleも参照して ください。

void qDrawWinButton(QPainter *painter, const QRect &rect, const QPalette &palette, bool sunken = false, const QBrush *fill = nullptr)

これはオーバーロードされた関数である。

与えられたpainter を使って、rect で指定された矩形に、線幅 2 ピクセルで Windows スタイルのボタンを描画します。ボタンの内部は、fill がnullptr でない限り、fill ブラシで塗りつぶされます。

与えられたpalette はシェーディングの色を指定します (light,dark andmiddle colors)。

sunken が true ならボタンは沈んで見え、そうでなければ浮き上がって見えます。

qDrawWinPanel() およびQStyleも参照して ください。

void qDrawWinPanel(QPainter *painter, int x, int y, int width, int height, const QPalette &palette, bool sunken = false, const QBrush *fill = nullptr)

与えられた point(x,y),width,height で指定された Windows スタイルのパネルを、与えられたpainter を使って、線幅 2 ピクセルで描画します。ボタンの内部は、fill がnullptr でない限り、fill ブラシで塗りつぶされます。

与えられたpalette は陰影の色を指定します。sunken が真であればパネルは沈んで見え、そうでなければ浮き上がって見える。

あるいは、QFrame ウィジェットを使用し、QFrame::setFrameStyle() 関数を適用して、シェーディング・パネルを表示することもできます：

QFrame frame:
frame.setFrameStyle(QFrame::WinPanel | QFrame::Raised);

qDrawShadePanel(),qDrawWinButton(),QStyleも参照してください 。

void qDrawWinPanel(QPainter *painter, const QRect &rect, const QPalette &palette, bool sunken = false, const QBrush *fill = nullptr)

これはオーバーロードされた関数である。

与えられたpainter を使って、rect で指定された矩形に、線幅 2 ピクセルで Windows スタイルのパネルを描画します。ボタンの内部は、fill がnullptr でない限り、fill ブラシで塗りつぶされます。

与えられたpalette は網かけの色を指定します。sunken が真であればパネルは沈んで見え、そうでなければ浮き上がって見える。

あるいは、QFrame ウィジェットを使用し、QFrame::setFrameStyle() 関数を適用して、シェーディング・パネルを表示することもできます：

QFrame frame:
frame.setFrameStyle(QFrame::WinPanel | QFrame::Raised);

qDrawShadePanel(),qDrawWinButton(),QStyleも参照してください 。