Qt クイックウィジェット

Qt Quick Widgets モジュールは、QQuickWindow の便利なラッパーです。メインのqml ファイルの URL を指定すると、自動的に QML シーンをロードして表示します。あるいは、QQmlComponent を使って QML オブジェクトをインスタンス化し、手動で設定したQQuickWidget に配置することもできます。

典型的な使い方です:

QQuickWidget *view = new QQuickWidget;
view->setSource(QUrl::fromLocalFile("myqmlfile.qml"));
view->show();

QQuickWidget また、ビューとルートアイテムのサイズ変更も管理します。デフォルトでは、 は に設定されており、コンポーネントをロードし、ビューに合わせてサイズを変更します。あるいは、 を に設定することもできます。この場合、ビューのサイズがルートアイテムに合わせて変更されます。resizeMode SizeViewToRootObject resizeMode SizeViewToRootObject

モジュールの使用

Qt モジュールの C++ API を使用するには、モジュール・ライブラリと直接、または他の依存関係を通 じてリンクする必要があります。CMakeや qmakeなど、いくつかのビルドツールはこのための専用サポートを持っています。

CMake でのビルド

find_package() コマンドを使用して、必要なモジュール・コンポーネントをQt6 パッケージから探します:

find_package(Qt6 REQUIRED COMPONENTS QuickWidgets)
target_link_libraries(mytarget PRIVATE Qt6::QuickWidgets)

詳細については、CMakeによるビルドの概要を参照してください。

qmake quickwidgetsでビルドする

モジュールをqmakeでビルドするように設定するには、プロジェクトの.proファイルにQT 変数の値としてモジュールを追加します:

QT += quickwidgets

リファレンス

ライセンスと使用許諾

Qt Quick Widgetは、The Qt Companyの商用ライセンスで利用できます。さらに、フリーソフトウェアライセンスでも利用可能です。Qt 5.4以降、これらのフリー・ソフトウェア・ライセンスはGNU Lesser General Public License, version 3またはGNU General Public License, version 2です。詳細はQt ライセンスを参照してください。

本ドキュメントに含まれる文書の著作権は、それぞれの所有者に帰属します。 本書で提供されるドキュメントは、Free Software Foundation が発行したGNU Free Documentation License version 1.3に基づいてライセンスされています。 Qtおよびそれぞれのロゴは、フィンランドおよびその他の国におけるThe Qt Company Ltd.の 商標です。その他すべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。