Qt SQL の変更点

Qt 6 は、フレームワークをより効率的で使いやすくするための意識的な努力の結果です。

私たちは各リリースにおいて、すべての公開APIのバイナリとソースの互換性を維持しようと努めています。しかし、Qt をより良いフレームワークにするために避けられない変更もあります。

このトピックでは、Qt SQL におけるそれらの変更点を要約し、それらを扱うためのガイダンスを提供します。

QSqlQuery クラス

boundValues() のシグニチャ

boundValues() の戻り値の型が、QMap<QString,QVariant> からQVariantList に変更されました。順番は、準備されたクエリ内のバインディングの順番になるように信頼できます。以下のようにコードを変更してください:

QMap<QString, QVariant> values = boundValues();
int id = values[":id"].value().toInt();
QList<QVariant> values = boundValues().values();
int id = values.at(0).toInt();

に変更してください:

QList<QVariant> values = boundValues().values();
int id = values.at(0).toInt();

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