Qt WebChannel

Qt WebChannel は、サーバー(QML/C++アプリケーション)とクライアント(HTML/JavaScriptまたはQMLアプリケーション)間のピアツーピア通信を可能にします。これは Qt WebEngine.さらに、WebSocketをサポートするすべてのブラウザで動作可能で、Qt WebChannel クライアントをあらゆるJavaScript環境(QMLを含む)で実行することができます。このためには、Qt WebSockets をベースにしたカスタムトランスポートを実装する必要があります。

このモジュールは、C++およびQMLアプリケーションとHTML/JavaScriptおよびQMLクライアントをシームレスに統合するためのJavaScriptライブラリを提供します。クライアントは、ホストアプリケーションから発行されたシリアライズされた QObject にアクセスするために、JavaScript ライブラリを使用する必要があります。

モジュールの使い方

QML API

モジュールの QML 型は、QtWebChannel のインポートから利用できます。この型を使用するには、以下の import 文を .qml ファイルに追加してください:

import QtWebChannel

C++ API

Qt モジュールの C++ API を使用するには、モジュールライブラリを直接リンクするか、他の依存関係を通 してリンクする必要があります。CMakeや qmakeなど、いくつかのビルドツールはこのための専用サポートを持っています。

CMake でのビルド

find_package() コマンドを使用して、必要なモジュール・コンポーネントをQt6 パッケージから探します:

find_package(Qt6 REQUIRED COMPONENTS WebChannel)
target_link_libraries(mytarget PRIVATE Qt6::WebChannel)

詳細については、CMakeによるビルドの概要を参照してください。

qmakeでのビルド

モジュールをqmakeでビルドするように設定するには、プロジェクトの.proファイルにQT 変数の値としてモジュールを追加します:

QT += webchannel

リファレンス

ライセンス

Qt WebChannelQt Companyの商用ライセンスで利用可能です。また、フリーソフトウェアライセンスでも提供されています。これらのフリーソフトウェアライセンスはGNU Lesser General Public License, version 3 またはGNU General Public License, version 2 です。詳細はQt ライセンスを参照してください。

© 2025 The Qt Company Ltd. Documentation contributions included herein are the copyrights of their respective owners. The documentation provided herein is licensed under the terms of the GNU Free Documentation License version 1.3 as published by the Free Software Foundation. Qt and respective logos are trademarks of The Qt Company Ltd. in Finland and/or other countries worldwide. All other trademarks are property of their respective owners.