Qt ウェブソケット
WebSocketは、クライアント・アプリケーションとリモート・ホスト間の双方向対話型通信セッションを可能にするために設計されたウェブベースのプロトコルである。最初のハンドシェイクが成功すれば、2つのエンティティはデータを送受信することができます。
Qt WebSockets モジュールは C++ と QML のインタフェースを提供し、Qt アプリケーションを WebSocket リクエストを処理するサーバー、またはサーバーから受信したデータを消費するクライアントとして動作させることができます。
モジュールの使い方
QML API
モジュールの QML タイプはQtWebSockets
のインポートから利用できます。この型を使用するには、.qml ファイルに以下の import 文を追加してください:
import QtWebSockets
C++ API
Qt モジュールの C++ API を使用するには、モジュールライブラリを直接リンクするか、他の依存関係を通 してリンクする必要があります。CMakeや qmakeなど、いくつかのビルドツールはこのための専用サポートを持っています。
CMake でのビルド
find_package()
コマンドを使用して、Qt6
パッケージの中から必要なモジュール・コンポーネントを探します:
find_package(Qt6 REQUIRED COMPONENTS WebSockets)
target_link_libraries(mytarget PRIVATE Qt6::WebSockets)
詳細については、CMakeによるビルドの概要を参照してください。
qmakeでのビルド
モジュールをqmakeでビルドするように設定するには、プロジェクトの.proファイルにQT
変数の値としてモジュールを追加します:
QT += websockets
例
リファレンス
適合性
ライセンス
Qt WebSockets はThe Qt Company の商用ライセンスで利用できます。また、フリーソフトウェアライセンスでも提供されています。Qt 5.4 以降、これらのフリーソフトウェアライセンスはGNU Lesser General Public License, version 3 またはGNU General Public License, version 2 です。詳細はQt ライセンスを参照してください。
本ドキュメントに含まれる文書の著作権は、それぞれの所有者に帰属します。 本書で提供されるドキュメントは、Free Software Foundation が発行したGNU Free Documentation License version 1.3に基づいてライセンスされています。 Qtおよびそれぞれのロゴは、フィンランドおよびその他の国におけるThe Qt Company Ltd.の 商標です。その他すべての商標は、それぞれの所有者に帰属します。