QWebEngineFullScreenRequest Class

QWebEngineFullScreenRequest クラスは、フルスクリーンモードへの入室と退室の要求を許可または拒否します。詳細...

Header: #include <QWebEngineFullScreenRequest>
CMake: find_package(Qt6 REQUIRED COMPONENTS WebEngineCore)
target_link_libraries(mytarget PRIVATE Qt6::WebEngineCore)
qmake: QT += webenginecore
In QML: FullScreenRequest

プロパティ

パブリック関数

void accept()
QUrl origin() const
void reject()
bool toggleOn() const

詳細説明

動画などの要素をフルスクリーンモードで表示できるようにするには、アプリケーションはQWebEngineSettings::FullScreenSupportEnabled を設定し、QWebEngineFullScreenRequest インスタンスを引数として受け取るQWebEnginePage::fullScreenRequested に接続する必要があります。

ウェブページの要素がフルスクリーンモードでの表示を要求すると、QWebEngineFullScreenRequest インスタンスを引数としてQWebEnginePage::fullScreenRequested が発行され、toggleOn() はtrue を返します。シグナルハンドラはaccept() またはreject() を呼び出す必要があります。

フルスクリーンモードへの要求が受け入れられた場合、フルスクリーンモードを要求する要素はビューポートを満たしますが、ビューをフルスクリーンにするか、フルスクリーンモードのビューにページを移動するかはアプリケーション次第です。

同様に、ユーザーがフルスクリーンモードから離れたいとき(つまり、QWebEnginePage::ExitFullScreen コンテキストメニューのアクションによって)、QWebEnginePage::fullScreenRequested が発行されます。この場合、toggleOn() はfalse を返し、シグナルハンドラはaccept() またはreject() を要求します。その要求が受け入れられた場合、アプリケーションはグローバル・ウィンドウの状態が復元されることを確認する必要があります。

プロパティ Documentation

[read-only] origin : const QUrl

このプロパティは、フルスクリーンモードで開かれる URL を保持する。

アクセス関数:

QUrl origin() const

[read-only] toggleOn : const bool

このプロパティは、ウェブページがフルスクリーンモードに入る要求を発行したかどうかを保持する。

アクセス関数

bool toggleOn() const

メンバ関数の説明

[invokable] void QWebEngineFullScreenRequest::accept()

フルスクリーンモードへの移行要求を受け付ける。

備考: この関数はメタオブジェクトシステムやQMLから呼び出すことができる。Q_INVOKABLE を参照してください。

QUrl QWebEngineFullScreenRequest::origin() const

フルスクリーンモードで開くURLを返します。

注: プロパティ origin のゲッター関数です。

[invokable] void QWebEngineFullScreenRequest::reject()

フルスクリーンモードへの移行または終了要求を拒否する。

注: この関数はメタオブジェクトシステム経由でもQMLからも呼び出すことができます。Q_INVOKABLE を参照してください。

bool QWebEngineFullScreenRequest::toggleOn() const

ウェブページがフルスクリーンモードに入る要求を発行した場合はtrue を返し、そうでない場合はfalse を返します。

注: toggleOn プロパティのゲッター関数です。

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