翻訳ファイルの作成
アプリケーションで翻訳するテキストのほとんどは、単語や短いフレーズで構成されています。これらは通常、ウィンドウのタイトル、メニュー項目、ツールチップ、ボタン、チェックボックス、ラジオボタンのラベルとして表示されます。
開発者は、QML や C++ のソースコードの中で、翻訳可能なフレーズをマークします。Qtツールは、翻訳者が意味を理解しやすいように、各フレーズのコンテキスト情報を提供します。開発者は、フレーズにコメントを追加することができます。
翻訳ファイルは、アプリケーション内のユーザーから見えるすべてのテキストとCtrlキーのショートカット、およびそのテキストの翻訳で構成されます。
翻訳ファイルを作成するには
lupdate
を実行して、すべてのユーザー表示テキストを含む翻訳ソース(TS)ファイルの最初のセットを生成します。- Qt Linguist を使って翻訳を追加する翻訳者に TS ファイルを渡します。Qt Linguist は変更および削除されたソース テキストを表示します。
- アプリケーションに追加された新しいテキストを組み込むために、
lupdate
を実行します。lupdate
は、アプリケーションのユーザー表示テキストと翻訳を同期します。データを破壊することはありません。 lrelease
を実行して TS ファイルを読み取り、実行時にアプリケーションで使用される QM ファイルを生成します。
lupdate
を正常に動作させるためには、どの翻訳ファイルを生成するかを知っている必要があります。アプリケーションのQtプロジェクト・ファイルでファイルを指定してください。
CMakeでビルドする場合、CMakeコマンドを使用してTSファイルを作成または更新するターゲットを追加し、QMファイルに変換します。翻訳ファイルは、ターゲットをビルドするときに生成されます。
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