QAxObject Class
QAxObject クラスは、COM オブジェクトをラップするQObject を提供します。詳細...
Header: | #include <QAxObject> |
CMake: | find_package(Qt6 REQUIRED COMPONENTS AxContainer) target_link_libraries(mytarget PRIVATE Qt6::AxContainer) |
qmake: | QT += axcontainer |
Inherits: | QAxBaseObject and QAxBase |
Inherited By: |
パブリック関数
QAxObject(QObject *parent = nullptr) | |
QAxObject(IUnknown *iface, QObject *parent = nullptr) | |
QAxObject(const QString &c, QObject *parent = nullptr) | |
virtual | ~QAxObject() override |
bool | doVerb(const QString &verb) |
再実装された保護された関数
virtual void | connectNotify(const QMetaMethod &signal) override |
詳細説明
QAxObject は、空のオブジェクト、ラップする COM オブジェクトの名前、または既存の COM オブジェクトを表す IUnknown へのポインタでインスタンス化できます。COM オブジェクトがIDispatch
インタフェースを実装している場合、そのオブジェクトのプロパティ、メソッド、イベントが Qt のプロパティ、スロット、シグナルとして利用可能になります。基本クラスであるQAxBase は、IUnknown ポインタを通して COM オブジェクトに直接アクセスするための API を提供します。
QAxObject はQObject であり、オブジェクト階層を構成したり、イベントを受信したり、シグナルやスロットに接続したりすることができます。
QAxObject はまた、ActiveX 関連の機能のほとんどをQAxBase (特にdynamicCall() とquerySubObject() )から継承しています。
QAxBase,QAxWidget,QAxScript,ActiveQt Frameworkも参照してください 。
メンバ関数のドキュメント
[explicit]
QAxObject::QAxObject(QObject *parent = nullptr)
空の COM オブジェクトを作成し、parent をQObject コンストラクタに伝搬します。オブジェクトを初期化するには、 setControl() を呼び出します。
setControl()も参照してください 。
[explicit]
QAxObject::QAxObject(IUnknown *iface, QObject *parent = nullptr)
iface によって参照される COM オブジェクトをラップする QAxObject を作成します。parent はQObject コンストラクタに伝搬されます。
[explicit]
QAxObject::QAxObject(const QString &c, QObject *parent = nullptr)
COM オブジェクトc をラップする QAxObject を作成します。parent は、QObject コンストラクタに伝搬されます。
setControl()も参照してください 。
[override virtual noexcept]
QAxObject::~QAxObject()
COM オブジェクトを解放し、QAxObject を破棄します。
[override virtual protected]
void QAxObject::connectNotify(const QMetaMethod &signal)
再実装:QObject::connectNotify(const QMetaMethod &signal)。
bool QAxObject::doVerb(const QString &verb)
COM オブジェクトにアクションverb の実行を要求します。実行可能な動詞はverbs() によって返されます。
この関数は、オブジェクトがアクションを実行できれば真を返し、そうでなければ偽を返します。
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