qt_android_add_apk_target

APKを生成するためにandroiddeployqtを実行するビルドターゲットを定義します。

このコマンドはQt6 パッケージのCore コンポーネントで定義されています：

find_package(Qt6 REQUIRED COMPONENTS Core)

このコマンドは Qt 6.0 で導入されました。

概要

qt_android_add_apk_target(target)

バージョンレスコマンドが無効になっている場合は、代わりにqt6_android_add_apk_target() を使用してください。このコマンドと同じ引数セットをサポートしています。

説明

このコマンドで作成される<target>_make_apk と<target>_make_aab カスタムターゲットは、Android デプロイメント設定ファイルを受け取り、androiddeployqt を実行することで APK と AAB をそれぞれ生成します。設定ファイルの場所は、target のQT_ANDROID_DEPLOYMENT_SETTINGS_FILE プロパティから取得します。このファイルは通常、qt_android_generate_deployment_settings()によって作成されます。それぞれのAndroidパッケージは、target のCMakeビルドディレクトリの下にあるandroid-build サブディレクトリに生成されます。

<target>_make_apk および<target>_make_aab ターゲットは、それぞれapk およびaab ビルドターゲットの依存関係として自動的に追加されます。QT_NO_GLOBAL_APK_TARGET およびQT_NO_GLOBAL_AAB_TARGET 変数をTRUE に設定することで、apk およびaab ターゲットの作成を無効にすることができます。

例

qt_android_generate_deployment_settings(myapp)
qt_android_add_apk_target(myapp)

上記のコマンドは、myapp_make_apk 、myapp_make_aab 、apk 、aab ビルドターゲットを定義し、それぞれmyapp パッケージのみ、またはプロジェクト内のすべての APK と AAB を生成するために使用できます。