Qt Quickにおける重要なコンセプト - ユーザー入力
ユーザー入力に応答できることは、ユーザーインターフェースデザインの基本です。アプリケーションが解決するユースケースや、アプリケーションが動作するデバイスのフォームファクタによって、ユーザー入力を受け取る最適な方法は異なります。
ポインティングデバイスからの入力
ユーザーがアプリケーションと対話するために物理的にスクリーンに触れることを許可することは、スマートフォンやタブレットのようなポータブルデバイスで人気のあるユーザーインターフェイスパラダイムです。デスクトップ・アプリケーションでは、マウス・カーソルの位置に応じてクリックや押下を検出して反応することが、ユーザー・インターフェース・デザインの基本的な概念です。
タッチ駆動やマウス駆動のユーザー・インターフェースは、様々な入力ハンドラ・タイプや、Flickable やMouseArea のようなビジュアル・オブジェクト・タイプによってサポートされています。
Qt Quick のマウスイベントに関するドキュメントも参照してください。
キーボード入力とキーボードフォーカス
キーボードからの入力をサポートすることは、多くのアプリケーションのユーザーインターフェースの重要な要素です。
どのようなビジュアル・アイテムでも、Keys 添付タイプを通してキーボード入力を受け取ることができます。さらに、複数のアイテムがキーイベントを受け取る必要がある場合、キーボードフォーカスの問題が発生します。このトピックの詳細については、Qt Quick のキーボード・フォーカスについてのドキュメントを参照してください。
Qt Quick では、キーボードイベントやキー入力を自動的に受け取り、適切なテキストを表示するビジュアルテキストアイテムも提供しています。このトピックの詳細については、テキスト入力についてのドキュメントを参照してください。
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