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マクロ

QT_VERSION
QT_VERSION_CHECK(major, minor, patch)

マクロの説明

QT_VERSION

このマクロは、QT_VERSION_CHECK() と同じ形式の数値に展開され、このマクロを使用するコードがコンパイルされる Qt のバージョンを指定します。例えば、アプリケーションを Qt 6.1.2 でコンパイルした場合、QT_VERSION マクロはQT_VERSION_CHECK(6, 1, 2) と同じ0x060102 に展開されます。QT_VERSIONマクロはQt 6.1.2でコンパイルされたアプリケーションを展開します。

QT_VERSIONを使うことで、Qtの最新の機能を選択することができ、そうでない場合は古い実装にフォールバックすることができます。比較する値にはQT_VERSION_CHECK() を使うことをお勧めします。

#if QT_VERSION >= QT_VERSION_CHECK(4, 1, 0)
    QIcon icon = style()->standardIcon(QStyle::SP_TrashIcon);
#else
    QPixmap pixmap = style()->standardPixmap(QStyle::SP_TrashIcon);
    QIcon icon(pixmap);
#endif

QT_VERSION_STR,QT_VERSION_CHECK(),qVersion()も参照してください

QT_VERSION_CHECK(major, minor, patch)

majorminorpatch のバージョン番号を、3つすべてをエンコードした整数に変換する。16進数で表すと、この整数は0xMMNNPP 0xMM == major 0xNN == minor 0xPP == patch の形になる。これは、同様に処理された別のバージョンIDと比較することができる。

#include <QtGlobal>

#if QT_VERSION >= QT_VERSION_CHECK(5, 0, 0)
#include <QtWidgets>
#else
#include <QtGui>
#endif

注意: パラメータは通常の方法で整数として読み込まれるので、通常は10進数で記述する必要がある(そのため、16進数で記述する場合は、0x の接頭辞を使用する必要がある)。したがって、QT_VERSION_CHECK(5, 15, 0)0x050f00 と等しく、QT_VERSION_CHECK(5, 0xf, 0) と書くこともできる。

QT_VERSIONも参照してください

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