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CppcheckでC++コードのエラーを検出する

実験的なCppcheckプラグインを有効にすると、Cppcheckツールによって生成された診断をC++エディタで表示できます。

Cppcheckは、開いているファイルに対して自動的に実行されます。現在アクティブなプロジェクトでチェックするファイルを選択するには、Analyze >Cppcheck に進みます。

選択したファイルを解析する

  1. Analyze >Cppcheck に進みます。

    Cppcheckの実行設定

  2. uicontrol Binary に、Cppcheck 実行可能ファイルへのパスを入力します。
  3. Checks で、実行するチェックを選択します。

    注: デフォルトでは、Cppcheck は複数のスレッドを使用してチェックを実行します。デフォルトの動作をオフにするには、Unused functions を選択します。

  4. Custom arguments に、Cppcheck を実行するための追加の引数を入力します。この引数は、自動生成された引数によって影 響を受ける可能性があります。構成の衝突を避けるには、Show raw output を選択し、最後の引数をチェックします。
  5. Ignored file patterns に、パターン(ワイルドカード)に一致するファイルを無視するフィルタを入力します。カンマ区切りで複数のパターンを入力できます。パターンに一致するファイルに対して Cppcheck が実行されなくても、他のファイルにそのパターンが含まれていれば、暗黙的にチェックされる可能性があります。
  6. 誤検出の可能性もマークするには、Inconclusive errors を選択します。
  7. すべての定義の組み合わせをチェックするには、Check all define combinations を選択します。この場合、解析が大幅に遅くなりますが、より多くの問題を発見できる可能性があります。
  8. Add include paths を選択すると、現在のプロジェクトのインクルード・パスをCppcheckに渡します。大規模なプロジェクトではチェックが遅くなりますが、Cppcheckが不足しているインクルードを見つけるのに役立ちます。
  9. Calculate additional arguments を選択すると、現在のプロジェクトの設定(使用言語や標準バージョンなど)に基づいて追加の引数を計算し、Cppcheck に渡します。
  10. Cppcheck を実行するファイルを選択します。
  11. Analyze を選択します。

Qt Creator 選択したファイルに対して Cppcheck を実行し、結果をテキスト・マークまたは注釈で表示します。

自動的に実行されるチェックについて上記の設定を指定するには、環境設定>Analyzer >Cppcheck を開きます。

プラグインの有効化と無効化」、「How To: Analyze」、「Analyzing Code」、「Analyzers」も参照してください

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