QFormBuilder Class

詳細な説明

QFormBuilder クラスは、Qt Widgets Designer で作成された UI ファイルに基づいて、実行時にユーザー・インターフェースを動的に作成するためのメカニズムを提供します。例えば

        MyForm::MyForm(QWidget *parent)
            : QWidget(parent)
        {
            QFormBuilder builder;
            QFile file(":/forms/myWidget.ui");
            file.open(QFile::ReadOnly);
            QWidget *myWidget = builder.load(&file, this);
            file.close();

            auto *layout = new QVBoxLayout(this);
            layout->addWidget(myWidget);
        }

ユーザー・インターフェースをサンプルのリソース (myForm.qrc) に含めることで、サンプルの実行時に確実に存在するようにします：

    <!DOCTYPE RCC><RCC version="1.0">
    <qresource prefix="/forms">
       <file>mywidget.ui</file>
    </qresource>
    </RCC>

QFormBuilder はQAbstractFormBuilder 基本クラスを拡張し、カスタムウィジェット・プラグインをサポートするために使用される多くの関数を備えています：

• pluginPaths() は、カスタムウィジェットプラグインをロードするときにフォームビルダが検索するパスのリストを返します。
• addPluginPath() は、フォームビルダがカスタムウィジェットプラグインをロードするときに検索するパスのリストを返します。
• setPluginPath() は、既存のパスのリストを他のソースから取得したリストと置き換えるために使用します。
• clearPluginPaths() は、フォームビルダーに登録されているすべてのパスを削除します。
• customWidgets() は、登録されたカスタムウィジェットの新しいインスタンスを作成するために使用できるプラグインのインターフェースのリストを返します。

QFormBuilder クラスは通常、Qt Widgets Designer を組み込むカスタム・コンポーネントやアプリケーションで使用されます。実行時にユーザー・インタフェースを動的に生成する必要があるスタンドアロン・アプリケーションでは、QtUiTools モジュールにあるQUiLoader クラスを使用します。