MaskedBlur QML Type

さまざまな強さのぼかし効果を適用します。詳細...

Import Statement: import Qt5Compat.GraphicalEffects
Since: QtGraphicalEffects 1.0
Inherits:

Item

プロパティ

詳細説明

MaskedBlur エフェクトは画像をぼかすことでソフトにします。ぼかしの強さは、maskSource を使ってピクセルごとに制御できるので、ソースのある部分が他の部分よりもぼかされます。

ぼかしをライブで実行するのはコストのかかる操作です。適度なサンプル数のフルスクリーンガウスぼかしでさえ、ハイエンドグラフィックスハードウェアでは60fpsでしか実行できません。

ソースマスクソース適用されるエフェクト

注意: このエフェクトはOpenGLで実行するときに利用できます。

次の例は、エフェクトを適用する方法を示しています。

import QtQuick
import Qt5Compat.GraphicalEffects

Item {
    width: 300
    height: 300

    Image {
        id: bug
        source: "images/bug.jpg"
        sourceSize: Qt.size(parent.width, parent.height)
        smooth: true
        visible: false
    }

    LinearGradient {
        id: mask
        anchors.fill: bug
        gradient: Gradient {
            GradientStop { position: 0.2; color: "#ffffffff" }
            GradientStop { position: 0.5; color: "#00ffffff" }
        }
        start: Qt.point(0, 0)
        end: Qt.point(300, 0)
        visible: false
    }

    MaskedBlur {
        anchors.fill: bug
        source: bug
        maskSource: mask
        radius: 16
        samples: 24
    }
}

プロパティの説明

cached : alias

このプロパティは、レンダリングパフォーマンスを向上させるために、エフェクト出力ピクセルをキャッシュできるようにします。ソースまたはエフェクトのプロパティが変更されるたびに、キャッシュ内のピクセルを更新する必要があります。エフェクト出力を保存するために余分なメモリバッファが必要になるため、メモリ消費量が増加します。

ソースまたはエフェクトプロパティがアニメーションするときは、キャッシュを無効にすることをお勧めします。

デフォルトでは、このプロパティはfalse に設定されています。


maskSource : alias

このプロパティは、ぼかしの最終的な強度を制御する項目を定義します。maskSource のピクセルのアルファチャンネル値は、対応するソースピクセルのぼかしに使用される実際のぼかし半径を定義します。

不透明な maskSource ピクセルは、指定されたradius でぼかしを生成し、透明なピクセルはぼかしを完全に抑えます。半透明の maskSource ピクセルは、ピクセルの透明度に応じて補間される半径でぼかしを生成します。


radius : alias

このプロパティは、個々のピクセルのぼかしに影響を与える隣接ピクセルの距離を定義します。半径が大きいほど、ぼかし効果が大きくなります。

半径の値に応じて、samples の値を十分に大きく設定して、視覚的な品質を確保する必要があります。

値の範囲は0.0(ぼかしなし)からinfまでです。デフォルトでは、このプロパティは0.0 (ぼかしなし)に設定されています。

半径の値を変えた出力例

半径: 0 半径: 8 半径:16
samples: 25samples: 25samples: 25

samples : alias

このプロパティは、ぼかし計算が行われるときに、ピクセルあたりいくつのサンプルを取るかを定義します。値が大きいほど画質は良くなりますが、レンダリングに時間がかかります。

例えば、半径が 0.0 から 4.0 の間でアニメートされる場合、サンプル数は 9 に設定する必要があります。

デフォルトでは、このプロパティは9 に設定されています。

このプロパティはアニメートされることを意図していません。このプロパティを変更すると、基礎となる OpenGL シェーダが再コンパイルされる場合があります。


source : alias

このプロパティは、ぼかすソース項目を定義します。

注意: 例えば、source をエフェクトの親に設定するなど、エフェクトに自分自身を含めることはサポートされていません。


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