Qt シリアルバス
Qt Serial Bus API は、CAN や ModBus など、さまざまな産業用シリアルバスやプロトコルにアクセスするためのクラスや関数を提供します。
はじめに
CMake でモジュールを使用するには、find_package()
コマンドを使用して、Qt6
パッケージから必要なモジュールコンポーネントを探します:
find_package(Qt6 COMPONENTS SerialBus REQUIRED)
target_link_libraries(mytarget PRIVATE Qt6::SerialBus)
qmakeでのビルドにモジュールを使用するには、プロジェクトの.proファイルにQT
変数の値としてモジュールを追加します:
QT += serialbus
サポートされているバスとプロトコル
APIリファレンス
APIリファレンスへのリンクです。
ロギングカテゴリー
QtSerialBus モジュールは以下のlogging categories をエクスポートします:
ロギング・カテゴリー | 説明 |
---|---|
qt.canbus | Qt CAN Busクラスの標準ロギングを有効にします。 |
qt.canbus.plugins | Qt CAN Busプラグインクラス内の低レベルのロギングを有効にします。特定のプラグインのロギングを設定するには、"qt.canbus.plugins.pluginname "を使用します。"qt.canbus.plugins*"は全てのプラグインに影響します。 |
qt.modbus | Qt Modbusクラス内の標準ロギングを有効にします。 |
qt.modbus.lowlevel | Qt Modbusクラス内で個々のパケット内容を含む低レベルのロギングを有効にします。 |
ロギングのカテゴリは、QtSerialBus の追加の警告とデバッグ出力を有効にするために使用できます。ロギングの詳細についてはQLoggingCategory を参照してください。
すべてのQt Modbusロギングを有効にする簡単な方法は、以下の行を main() 関数に追加することです:
QLoggingCategory::setFilterRules(QStringLiteral("qt.modbus* = true"));
例
モジュールの進化
Qt SerialBus の変更点には、Qt 6 シリーズで行われたモジュール API と機能の重要な変更が記載されています。
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