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コアファイルをデバッガに読み込む

Linux や Unix システムでクラッシュしたプロセスから生成されたコアファイル(クラッシュダンプ)を検査するには、コアモードを使用します。

コアファイルの取得

Unix システムでコア・ファイルのダンプを有効にするには、アプリケーションを起動するシェルで次のコマンドを入力します:

ulimit -c unlimited

コア・ファイルにアタッチする

コア・モードでデバッガを起動するには、次のようにします:

  1. Debug >Start Debugging に移動し、Load Core File を選択します。

    コアファイルの読み込みダイアログ

  2. Kit で、コア・ファイルが作成されたバイナリのビルドに使用されたビルド・ キットおよびラン・キットを選択します。コア・ファイルがQt Creator でビルドされていないバイナリ、またはQt Creator で開始されていないプロセスに由来する場合は、指定されたデバイス、ツールチェーン、デバッガ、および sysroot に関して、使用されたセットアップにできるだけ近いキットを選択します。
  3. Core file では、検査するコア・ファイルを指定します。
  4. Executable of symbol file では、コア・ファイルに対応するデバッグ情報を持つファイルを指定する。通常、これは実行ファイル、またはデバッグ情報が実行ファイルとは別に保存されている場合は.debug ファイルです。
  5. Override start script では、デフォルトの開始スクリプトの代わりに実行するスクリプト・ファイルを指定します。
  6. Override SysRoot では、デフォルトのsysroot の代わりに使用するsysroot へのパスを指定します。

より良い結果を得るには、クラッシュしたアプリケーションのソースを含む、適切に構成されたプロ ジェクトを使用してください。

最新のコア・ファイルにアタッチする

Linux システムでは、Qt Creatorsystemd のクラッシュ処理で提供されるcoredumpctl コマンドを使用してコアファイルを取得します。詳細については、systemd-coredumpを参照してください。

最新のコア・ファイルにアタッチするには、Debug >Start Debugging と進み、Load Last Core File を選択します。

How To: Debug,デバッグ,デバッガ,デバッガ,キットも参照してください

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