qt_add_ios_ffmpeg_libraries
iOS アプリのバンドルに FFmpeg のバイナリを埋め込む補助関数です。
このコマンドは Qt 6.8 で導入されました。
Note: このコマンドはテクノロジープレビューであり、将来のリリースで変更される可能性があります。
概要
qt_add_ios_ffmpeg_libraries(target)
バージョンレスコマンドが無効になっている場合は、代わりにqt6_add_ios_ffmpeg_libraries()
を使用してください。このコマンドと同じ引数セットをサポートしています。
説明
オンライン・インストーラからの FFmpeg バイナリは、アプリケーションのバンドルに埋め込む必要があります。FFmpeg バイナリを埋め込むには、アプリの CMakeLists.txt ファイルにqt_add_ios_ffmpeg_libraries
コマンドを追加します。
このコマンドは、アプリケーションターゲットにいくつかのプロパティを設定します:
- XCODE_EMBED_FRAMEWORKSは、XCode用の情報(どのFFmpegバイナリを埋め込むか)を追加します。
- XCODE_EMBED_FRAMEWORKS_CODE_SIGN_ON__COPYをONに設定すると、埋め込まれるFFmpegバイナリはコード署名されます。
- XCODE_ATTRIBUTE_LD_RUNPATH_SEARCH_PATHS - バンドル内の埋め込み FFmpeg ライブラリの場所を追加します。
コード署名を必要としない場合は、コマンドqt_add_ios_ffmpeg_libraries
の前にQT_NO_FFMPEG_XCODE_EMBED_FRAMEWORKS_CODE_SIGN_ON_COPY変数を使用できます:
set(QT_NO_FFMPEG_XCODE_EMBED_FRAMEWORKS_CODE_SIGN_ON_COPY ON)
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