qt_add_webengine_dictionary
このコマンドは Qt 6.3 で導入されました。
概要
qt_add_webengine_dictionary( [TARGET] [SOURCE] [OUTPUT_DIRECTORY] )
バージョンレスコマンドが無効になっている場合は、代わりにqt6_webengine_add_dictionary()
を使用してください。このコマンドと同じ引数セットをサポートしています。
説明
Qt Web Engine のスペルチェッカーは、特定のバイナリ形式の辞書を必要とします。この CMake コマンドは、Hunspell プロジェクトの辞書をbdict
のバイナリ形式に変換します。これはqtwebengine_dictionaries
ターゲットを作成し、あなたのプロジェクトが依存関係として使用できるようにします。このようにして、あなたのプロジェクトはスペルチェッカー用の辞書を簡単に追加することができます。詳しくはスペルチェッカーの例を参照してください。
引数
TARGET
はオプションの引数で、 ターゲットに依存するアプリケーション・ターゲットの名前を指定します。言い換えれば、 をビルドする前に、辞書のバイナリ形式を作成するためのビルド依存関係を定義するために使用されます。qtwebengine_dictionaries
TARGET
SOURCE
は、対応するバイナリ形式( )が作成される.bdict
Hunspellプロジェクト辞書への絶対パスです。
OUTPUT_DIRECTORY
はオプションの引数で、辞書のバイナリ形式が作成されるディレクトリを指定します。指定しない場合、 が として使用されます。CMAKE_CURRENT_BINARY_DIR
OUTPUT_DIRECTORY
注意: OUTPUT_DIRECTORYには、マルチ・コンフィグ・ジェネレーターの場合、qtwebengine_dictionaries
ディレクトリまたは<CONFIG>/qtwebengine_dictionaries
ディレクトリが追加される。これは、webengine_dictionaries
ディレクトリがデフォルトの検索場所になるため、辞書を利用するのに役立ちます。
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