qt_add_dbus_adaptor

D-Bus インタフェースのアダプタクラスを生成します。

このコマンドはQt6 パッケージのDBus コンポーネントで定義されています。でパッケージをロードします:

find_package(Qt6 REQUIRED COMPONENTS DBus)

このコマンドは Qt 6.0 で導入されました。

概要

qt_add_dbus_adaptor(<VAR> dbus_spec header
    [parent_class]
    [basename]
    [classname]
)

バージョンレスコマンドが無効になっている場合は、代わりにqt6_add_dbus_adaptor() を使用してください。このコマンドと同じ引数セットをサポートしています。

説明

dbus_spec で定義された D-Bus インタフェース記述ファイル用のアダプタを実装する C++ ヘッダ・ファイルを生成します。生成されたファイルのパスは<VAR> に追加されます。 生成されたアダプタ・クラスはQObject の親としてparent_class へのポインタを取ります。parent_classheader で宣言する必要があり、生成されたコードには#include "header" として含まれます。

この関数は、アダプタモードでQt D-Bus XML コンパイラ(qdbusxml2cpp)の呼び出しを設定します。デフォルトのファイル名とクラス名は、dbus_spec のベース名の最後のセグメントから生成されます:

XML ファイルヘッダーファイルクラス名
org.example.chatchatadaptor.hChatAdaptor

第5引数にbasename を渡すと、生成されるヘッダーファイルの名前を変更できます。.h という接尾辞が常に付加されます。

第6引数にclassname を渡すと、デフォルトのクラス名を変更できます。

qt_add_dbus_adaptor(GENERATED_SOURCES org.example.chat.xml chat.h ChatMainWindow)

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