DoubleValidator QML Type

非整数のバリデータを定義する。詳細...

Import Statement: import QtQuick
In C++: QDoubleValidator

プロパティ

詳細な説明

DoubleValidator 型は、非整数のバリデータを提供します。

  • 受け付ける入力:入力が有効な範囲内にあり、かつ正しい形式の double を含む場合に入力を受け付ける。
  • 入力は受け付けるが無効なもの:入力は受け付けるが、有効範囲外の double を含むか間違った形式 (たとえば小数点以下の桁数が多すぎるか空白) の場合は無効とする。
  • 拒否された入力:入力がdoubleでない場合は拒否される。

注: 有効範囲が正の倍数(例えば、0.0~100.0)のみで構成され、入力が負の倍数の場合、入力は拒否される。notationDoubleValidator.StandardNotation に設定され、入力に小数点以下の桁数が有効範囲内の double の桁数より多い場合も拒否される。notationDoubleValidator.ScientificNotation であり、入力が有効範囲内にない場合、その値は受理されるが無効である。指数を変更することで、有効な値になる可能性がある。

IntValidatorRegularExpressionValidator 、および入力テキストの検証も参照のこと

プロパティの説明

bottom : real

このプロパティはバリデータの最小許容値を保持します。デフォルトでは -infinity が格納される。


decimals : int

このプロパティには、バリデータの小数点以下の桁数の最大値を設定します。デフォルトでは、このプロパティの値は 1000 である。


locale : string

このプロパティには、数値の解釈に使用するロケール名を指定します。

Qt.locale()も参照


notation : enumeration

このプロパティは、文字列が数値をどのように表現できるかの表記法を保持する。

このプロパティに指定できる値は以下のとおりです:

定数説明
DoubleValidator.StandardNotationオプションの符号を持つ 10 進数のみ (例:-0.015)
DoubleValidator.ScientificNotation(デフォルト) 記述された数値は指数部を持つことができる (例:1.5E-2)

top : real

このプロパティはバリデータの最大許容値を保持する。デフォルトでは、このプロパティには無限大の値が格納される。


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