QQmlError Class

QQmlError クラスは QML エラーをカプセル化します。詳細...

Header: #include <QQmlError>
CMake: find_package(Qt6 REQUIRED COMPONENTS Qml)
target_link_libraries(mytarget PRIVATE Qt6::Qml)
qmake: QT += qml

パブリック関数

QQmlError()
QQmlError(const QQmlError &other)
int column() const
QString description() const
bool isValid() const
int line() const
QtMsgType messageType() const
QObject *object() const
void setColumn(int column)
void setDescription(const QString &description)
void setLine(int line)
void setMessageType(QtMsgType messageType)
void setObject(QObject *object)
void setUrl(const QUrl &url)
QString toString() const
QUrl url() const
QQmlError &operator=(const QQmlError &other)
QDebug operator<<(QDebug debug, const QQmlError &error)

詳細な説明

QQmlError には、エラーのテキスト記述と位置情報 (ファイル、行、列) が含まれます。toString() メソッドは、例えば、これらの情報をすべて含む、一行で人間が読める文字列を作成します:

file:///home/user/test.qml:7:8: Invalid property assignment: double expected

qDebug ()、qInfo ()、qWarning ()を使用すると、エラーをコンソールに出力できます。このメソッドは、エラーで示されたファイルを開こうとし、追加のコンテキスト情報を含めます。

file:///home/user/test.qml:7:8: Invalid property assignment: double expected
        y: "hello"
           ^

QQuickView::errors() およびQQmlComponent::errors()も参照して ください。

メンバ関数 ドキュメント

QQmlError::QQmlError()

空のエラー・オブジェクトを作成します。

QQmlError::QQmlError(const QQmlError &other)

other のコピーを作成します。

int QQmlError::column() const

エラー・カラム番号を返します。

setColumn()も参照

QString QQmlError::description() const

エラーの説明を返します。

setDescription()も参照して ください。

bool QQmlError::isValid() const

このエラーが有効な場合は true を返し、そうでない場合は false を返します。

int QQmlError::line() const

エラー行番号を返します。

setLine() も参照して ください。

QtMsgType QQmlError::messageType() const

メッセージ・タイプを返します。

setMessageType() も参照して ください。

QObject *QQmlError::object() const

このエラーが発生した最も近いオブジェクトを返します。バインド・プロパティ式の例外では、プロパティが属するオブジェクトがこれに設定されます。それ以外の例外の場合は 0 になります。

setObject()も参照して ください。

void QQmlError::setColumn(int column)

エラーcolumn 番号を設定します。

column() も参照して ください。

void QQmlError::setDescription(const QString &description)

エラーdescription を設定します。

description() も参照

void QQmlError::setLine(int line)

エラーline 番号を設定します。

line() も参照して ください。

void QQmlError::setMessageType(QtMsgType messageType)

このメッセージのmessageType を設定します。メッセージ・タイプによって、どのQDebug ハンドラがメッセージの受信を担当するかが決まります。

messageType() も参照して ください。

void QQmlError::setObject(QObject *object)

このエラーが発生した最も近いobject を設定します。

object() も参照して ください。

void QQmlError::setUrl(const QUrl &url)

このエラーが発生したファイルのurl を設定します。

url() も参照して ください。

QString QQmlError::toString() const

エラーを可読形式の文字列で返します。

QUrl QQmlError::url() const

このエラーの原因となったファイルの URL を返します。

setUrl()も参照

QQmlError &QQmlError::operator=(const QQmlError &other)

このエラー・オブジェクトにother を割り当てます。

関連する非メンバー

QDebug operator<<(QDebug debug, const QQmlError &error)

error の人間が読めるバージョンをdebug に出力します。

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