QTextFragment Class
QTextFragment クラスは、QTextDocument のテキストをQTextCharFormat で保持します。詳細...
Header: | #include <QTextFragment> |
CMake: | find_package(Qt6 REQUIRED COMPONENTS Gui) target_link_libraries(mytarget PRIVATE Qt6::Gui) |
qmake: | QT += gui |
- 継承メンバを含む全メンバ一覧
- QTextFragmentはリッチテキスト処理APIの一部です。
注意:このクラスの関数はすべてリエントラントです。
パブリック関数
QTextFragment() | |
QTextFragment(const QTextFragment &other) | |
QTextCharFormat | charFormat() const |
int | charFormatIndex() const |
bool | contains(int position) const |
QList<QGlyphRun> | glyphRuns(int pos = -1, int len = -1) const |
bool | isValid() const |
int | length() const |
int | position() const |
QString | text() const |
bool | operator!=(const QTextFragment &other) const |
bool | operator<(const QTextFragment &other) const |
QTextFragment & | operator=(const QTextFragment &other) |
bool | operator==(const QTextFragment &other) const |
詳細説明
テキストフラグメントは、単一の文字書式で保存されたテキストの一部を記述します。文字書式が変化するテキストは、異なる書式を持つテキストフラグメントのシーケンスで表すことができます。
ユーザーがフラグメント内のテキストを編集し、異なる文字書式を導入すると、書式が変更される各ポイントでフラグメントのテキストが分割され、新しいフラグメントが作成されます。たとえば、文の途中でテキストのスタイルを変更すると、フラグメントは 3 つの別々のフラグメントに分割されます。最初のフラグメントには文頭のテキストが含まれ、2番目には文中のテキストが含まれ、3番目には文末のテキストが含まれます。
フラグメントのテキストと文字書式は、text() およびcharFormat() 関数で取得できます。length() 関数は、フラグメント内のテキストの長さを指定します。position() は、フラグメントの開始位置をドキュメント内で指定します。フラグメントが文書内の特定の位置を含むかどうかを調べるには、contains() 関数を使用します。
QTextDocument およびRich Text Document Structureも参照 。
メンバ関数 ドキュメント
QTextFragment::QTextFragment()
新しい空のテキストフラグメントを作成します。
QTextFragment::QTextFragment(const QTextFragment &other)
other テキスト断片の内容(テキストと書式)をこのテキスト断片にコピーします。
QTextCharFormat QTextFragment::charFormat() const
テキスト片の文字書式を返します。
text()も参照 。
int QTextFragment::charFormatIndex() const
テキス ト 断片の文字形式の、 文書内部の文字形式 リ ス ト 内への イ ンデ ッ ク ス を返 し ます。
QTextDocument::allFormats()も参照 。
bool QTextFragment::contains(int position) const
テ キ ス ト 断片が、 文書内で指定 さ れたposition の位置にあ る テ キ ス ト を含んでい る と き はtrue
を返し、 そ う でない と きはfalse
を返します。
QList<QGlyphRun> QTextFragment::glyphRuns(int pos = -1, int len = -1) const
こ のテ キ ス ト 断片のキャ ラ ク タlen に対応す る グ リ フ を、 位置pos か ら 返 し ます。グ リ フの位置は、QTextBlock の レ イ ア ウ ト 位置に対する相対位置です。
pos が 0 よ り 小 さ い と き は、 デ フ ォ ル ト 値はQTextFragment の開始位置 と な り ます。len が 0 よ り 小 さ い と き は、 デ フ ォ ル ト 値はテ キ ス ト 断片の長 さ と な り ます。
QGlyphRun 、QTextBlock::layout()、QTextLayout::position()、QPainter::drawGlyphRun()も参照 。
bool QTextFragment::isValid() const
これが有効なテキスト断片である場合 (つまり、ドキュメント内で有効な位置にある場合)はtrue
を返し、そうでない場合はfalse
を返します。
int QTextFragment::length() const
テキスト片内の文字数を返します。
text()も参照 。
int QTextFragment::position() const
このテキスト片のドキュメント内での位置を返します。
QString QTextFragment::text() const
テキストをプレーンテキストとして返します。
length() およびcharFormat()も参照 ください。
bool QTextFragment::operator!=(const QTextFragment &other) const
このテキスト片がother のテキスト片と異なる (異なる位置にある) 場合はtrue
を返し、そうでない場合は false を返します。
bool QTextFragment::operator<(const QTextFragment &other) const
こ のテ キ ス ト 断片が、other テ キ ス ト 断片 よ り も 文書内で先に出現 し てい る と き はtrue
を返し、 そ う でなければfalse
を返します。
QTextFragment &QTextFragment::operator=(const QTextFragment &other)
other テキス ト 断片の内容 (テキス ト と 書式) を こ のテ キ ス ト 断片に割 り 当て ます。
bool QTextFragment::operator==(const QTextFragment &other) const
こ のテ キ ス ト 断片がother テ キ ス ト 断片 と 同 じ (同 じ 位置にあ る ) な らtrue
を返し、 そ う でなければfalse
を返します。
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