スペクトルの例
FFTRealライブラリを使った生のオーディオストリームの解析
Spectrumは、Qt Multimediaモジュールを使ってオーディオストリームを録音しながら解析し、録音したストリームを再生する方法を示します。
Qt Multimediaでは、アプリケーションが生のオーディオストリームにアクセスできるため、アプリケーションによってデータを検査したり、変更したりすることができます。Spectrum Analyzerの例では、オーディオのキャプチャ中または再生中に、3つの情報が表示されます:
- 一番上のウィジェットに表示される、生のオーディオストリームに関する情報:
- バッファ内の現在のデータ量(青色で表示
- 周波数スペクトルを計算するために直近に分析されたデータセグメント(緑で表示
- 生のオーディオ波形(白色で表示され、右から左にスクロールする
- 左下に表示されている周波数スペクトル
- オーディオストリームの現在のRMSレベルと、最近の「ハイ・ウォーターマーク」レベル(右下)。
スペクトル分析は、オーディオデータのセグメントの高速フーリエ変換(FFT)を計算することによって実行されます。変換の計算には、オープンソースのライブラリFFTRealが使用されます。FFTRealはGNU Library General Public License 2.0またはそれ以降で利用可能です。
例の実行
Qt Creator からサンプルを実行するには、Welcome モードを開き、Examples からサンプルを選択します。詳細については、Building and Running an Example を参照してください。
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