QOpenGLWidget ステレオスコピック・レンダリングの例
この例では、ステレオスコピック・レンダリングをサポートした最小限のQOpenGLWidget ベースのアプリケーションを作成する方法を示します。
注: 立体レンダリングのサポートには、ステレオをサポートするグラフィックカード、3Dメガネ、特定のモニタなど、特定のハードウェア要件があります。
注: この例では、2つの画像を2つの別々のバッファにレンダリングします。3Dメガネを通して画像を見ると、3Dホログラフィック効果が得られます。
上の画像は左のバッファにレンダリングされるものです。
上の画像は右のバッファにレンダリングされるものです。
正しいサーフェスフラグの設定
立体レンダリングを有効にするには、QSurfaceFormat::StereoBuffers というフラグをグローバルに設定する必要があります。このフラグが内部でどのように処理されるかによっ て、ウィジェット上で行うだけでは十分ではありません。最も安全なのは、アプリケーションを開始する前に QSurfaceFormat::SetDefaultFormat で設定することです。
QSurfaceFormat format; format.setDepthBufferSize(24); format.setStencilBufferSize(8); // Enable stereoscopic rendering support format.setStereo(true); QSurfaceFormat::setDefaultFormat(format);
2回のレンダリング
QSurfaceFormat::StereoBuffers が設定されると、paintGL()が2回呼び出されます。paintGL()の中でcurrentTargetBuffer()を呼び出すと、現在アクティブなTargetBufferを問い合わせることができます。
次のスニペットでは、頂点が重なってレンダリングされないように行列を少し平行移動しています。これは単純な例で、必要なサポートがあれば、実行時に左と右に2つのオブジェクトが表示されることを確認するためのものです。
// Slightly translate the model, so that there's a visible difference in each buffer. QMatrix4x4 modelview; if (currentTargetBuffer() == QOpenGLWidget::LeftBuffer) modelview.translate(-0.4f, 0.0f, 0.0f); else if (currentTargetBuffer() == QOpenGLWidget::RightBuffer) modelview.translate(0.4f, 0.0f, 0.0f);
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