QKeyValueIterator Class

template <typename Key, typename T, typename Iterator> class QKeyValueIterator

連想コンテナのキーと値のペアに対するイテレータ。詳細...

Header: #include <QKeyValueIterator>
CMake: find_package(Qt6 REQUIRED COMPONENTS Core)
target_link_libraries(mytarget PRIVATE Qt6::Core)
qmake: QT += core

パブリック関数

QKeyValueIterator()
QKeyValueIterator(Iterator o)
Iterator base() const
std::pair<Key, T> operator*() const
QKeyValueIterator<Key, T, Iterator> &operator++()
QKeyValueIterator<Key, T, Iterator> operator++(int)
QKeyValueIterator<Key, T, Iterator> &operator--()
QKeyValueIterator<Key, T, Iterator> operator--(int)
QKeyValueIterator<Key, T, Iterator>::pointer operator->() const
bool operator!=(QKeyValueIterator<Key, T, Iterator> lhs, QKeyValueIterator<Key, T, Iterator> rhs)
bool operator==(QKeyValueIterator<Key, T, Iterator> lhs, QKeyValueIterator<Key, T, Iterator> rhs)

詳細説明

QKeyValueIterator クラスは、QHashQMap のような連想コンテナからキー/値のペアを返すための STL スタイルのイテレータを提供します。 STL の連想コンテナと同じ API をサポートしています。

これにより、QMap,QHash とその友人と STL スタイルのアルゴリズムとの相互運用性が向上します。

警告 暗黙的に共有されたコンテナ上のイテレータは、STLイテレータのようには動作しません。イテレータがコンテナ上でアクティブになっている間は、コンテナのコピーを避けるべきである。詳細については、暗黙的共有イテレータ問題を参照してください。

メンバ関数のドキュメント

QKeyValueIterator::QKeyValueIterator()

既定の QKeyValueIterator を構築します。

[explicit constexpr noexcept(...)] QKeyValueIterator::QKeyValueIterator(Iterator o)

o の上に QKeyValueIterator を構築します。

メモ: "std::is_nothrow_move_constructible<Iterator>::value" が true の場合、この関数は例外をスローしません。

Iterator QKeyValueIterator::base() const

このQKeyValueIterator が基づいているイテレータを返します。

std::pair<Key, T> QKeyValueIterator::operator*() const

現在のエントリをペアで返します。

QKeyValueIterator<Key, T, Iterator> &QKeyValueIterator::operator++()

前置演算子++ (++i) は、コンテナ内の次の項目にイテレータを進め、そのイテレータを返します。

注意: コンテナの end() を超えてイテレータを進めると、未定義の動作になります。

operator--()も参照してください

QKeyValueIterator<Key, T, Iterator> QKeyValueIterator::operator++(int)

これはオーバーロードされた関数です。

postfix++ 演算子 (i++) は、イテレータをコンテナの次の項目に進め、イテレータの前の値を返します。

注意: コンテナの end() を超えてイテレータを進めると、未定義の動作になります。

QKeyValueIterator<Key, T, Iterator> &QKeyValueIterator::operator--()

接頭辞 c{-} 演算子 (--i) は、コンテナ内の前の項目までイテレータを戻し、イテレータを返します。

注意: イテレータをコンテナの begin() より前に戻すと、未定義の動作になります。

operator++()も参照

QKeyValueIterator<Key, T, Iterator> QKeyValueIterator::operator--(int)

これはオーバーロードされた関数です。

postfix c{-} 演算子 (i--) は、イテレータをコンテナの前の項目まで後退させ、イテレータの前の値を返します。

注意: イテレータをコンテナの begin() より前まで後退させると、未定義の動作になります。

QKeyValueIterator<Key, T, Iterator>::pointer QKeyValueIterator::operator->() const

現在の項目を、ペアへのポインタのようなオブジェクトとして返します。

operator*()も参照

関連する非メンバー

[noexcept] bool operator!=(QKeyValueIterator<Key, T, Iterator> lhs, QKeyValueIterator<Key, T, Iterator> rhs)

rhslhs と異なる項目を指している場合はtrue を返し、そうでない場合はfalse を返す。

operator==()も参照

[noexcept] bool operator==(QKeyValueIterator<Key, T, Iterator> lhs, QKeyValueIterator<Key, T, Iterator> rhs)

rhslhs と同じ項目を指している場合はtrue を返し、そうでない場合はfalse を返す。

operator!=() も参照

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