スプライン・チャートの作成

スプライン・チャートを作成するには、QSplineSeries にデータを入れる必要がある。QSplineSeries は、スプラインを適切に描くために必要なスプライン・セグメント制御点を自動的に計算する。

auto series = new QSplineSeries;
series->setName("Spline");

では、データ・ポイントを系列に追加してみよう。

series->append(0, 6);
series->append(2, 4);
series->append(3, 8);
series->append(7, 4);
series->append(10, 5);
*series << QPointF(11, 1) << QPointF(13, 3) << QPointF(17, 6) << QPointF(18, 3) << QPointF(20, 2);

データ系列が入力されました。これをチャートに表示するために、QChart オブジェクトを作成し、そこにデータ系列を追加します。チャートの見やすさをよくするために、タイトルとY軸の値域も設定します。

auto chart = new QChart;
chart->legend()->hide();
chart->addSeries(series);
chart->setTitle("Simple Spline Chart");
chart->createDefaultAxes();
chart->axes(Qt::Vertical).first()->setRange(0, 10);

それからQChart をパラメータとしてQChartView オブジェクトを作成します。こうすることで、QGraphicsView シーンを作成する必要がなくなります。

createDefaultChartView(chart);

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