<QtDeprecationMarkers> - Qt Deprecation Macros

<QtDeprecationMarkers> ヘッダーファイルには、非推奨ヘルパーマクロが含まれています。詳細...

Header: #include <QtDeprecationMarkers>

マクロ

詳しい説明

このヘッダファイルでは、非推奨の Qt API を無効にするためのマクロと、非推奨 API が使用された場合にコンパイラが警告を表示するかどうかを設定するためのマクロを宣言しています。

マクロのドキュメント

QT_DEPRECATED_WARNINGS

Qt 5.13 以降では、このマクロの効果はありません。Qt 5.12以前では、このマクロが定義されている場合、Qtが非推奨と宣言したAPIを使用すると、コンパイラは警告を生成します。

QT_DISABLE_DEPRECATED_UP_TO およびQT_NO_DEPRECATED_WARNINGSも参照してください

QT_DISABLE_DEPRECATED_UP_TO

このマクロをプロジェクトファイルに定義することで、指定したバージョンの Qt またはそれ以前のバージョンで非推奨となった関数を無効にすることができます。デフォルトのバージョン番号は 5.0 です。つまり、Qt 5.0 以前で非推奨となった関数は含まれません。

例えば、Qt 6.3 へのアップグレードを準備する際に、すべての非推奨の警告を取り除いた後、QT_DISABLE_DEPRECATED_UP_TO=0x060300 を設定して、使用しなくなった Qt API をビルドから除外することができます。あなた自身のプロジェクトのビルド設定で、非推奨の API への新しい呼び出しを追加する人は、すぐにそれを知ることができます。Qt を自分用にビルドする場合も、Qt のビルド構成にこの定義を含めることで、非推奨 API の実装を省いてバイナリを小さくすることができます。

注意: リンカーエラーを避けるために、バイナリ全体で一貫して同じ非推奨レベルを使用する必要があります。つまり、静的ビルドでは、Qt ライブラリもQT_DISABLE_DEPRECATED_UP_TO をユーザーコードと同じバージョンに設定してビルドする必要があります。静的ビルドではQtライブラリもバイナリの一部となるからです。

QT_DEPRECATED_WARNINGS と QT_DISABLE_DEPRECATED_UP_TOも参照してください

QT_NO_DEPRECATED_WARNINGS

このマクロは、非推奨 API を使用する際に発生する非推奨警告を抑制するために使用できます。

QT_DISABLE_DEPRECATED_UP_TOも参照のこと

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