ParentChange QML Type
状態変化におけるItemの再ペアレント方法を指定します。詳細...
Import Statement: | import QtQuick |
プロパティ
- height : real
- parent : Item
- rotation : real
- scale : real
- target : Item
- width : real
- x : real
- y : real
詳細説明
ParentChange は、画面上の視覚的な外観 (位置、サイズ、回転、スケール) を保持したまま、アイテムを再ペアレント化します。その後、アイテムを最終的な外観に移動/サイズ変更/回転/拡大縮小するトランジションを指定できます。
ParentChange は、複雑な変換を伴わない場合にのみ、見た目を保持することができます。具体的には、transform プロパティが再親子化に関与するアイテム(つまり、元の親と新しい親の共通の祖先ツリーにあるアイテム)に設定されている場合は機能しません。
下の例では、大きな赤い長方形と小さな青い長方形を並べて表示しています。blueRect
がクリックされると、"reparented" 状態に変更されます。親はredRect
に変更され、ParentChange で指定されたように、赤い長方形内の (10, 10) に配置されます。
import QtQuick Item { width: 200; height: 100 Rectangle { id: redRect width: 100; height: 100 color: "red" } Rectangle { id: blueRect x: redRect.width width: 50; height: 50 color: "blue" states: State { name: "reparented" ParentChange { target: blueRect; parent: redRect; x: 10; y: 10 } } MouseArea { anchors.fill: parent; onClicked: blueRect.state = "reparented" } } }
ParentChange をトランジションのどの時点で発生させたいかは、ParentAnimation を使って指定できます。
PropertyChanges とは異なり、ParentChange は Item ベースのターゲットを想定していることに注意してください。
プロパティの説明
これらのプロパティは、この状態のアイテムの新しい位置、サイズ、スケール、回転を保持します。
parent : Item |
このプロパティは、この状態のアイテムの新しい親を保持する。
target : Item |
このプロパティは、再ペアレントされるアイテムを保持します。
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