QMLチュートリアル 1 - 値の型
この最初のプログラムは、QMLの基本的な概念を紹介する非常に簡単な "Hello world "の例です。下の図はこのプログラムのスクリーンショットです。
以下はこのアプリケーションのQMLコードです:
import QtQuick Rectangle { id: page width: 320; height: 480 color: "lightgray" Text { id: helloText text: "Hello world!" y: 30 anchors.horizontalCenter: page.horizontalCenter font.pointSize: 24; font.bold: true } }
チュートリアル
インポート
まず、このサンプルに必要な型をインポートする必要があります。ほとんどのQMLファイルは、Qtに付属している組み込みのQML型(Rectangle 、Image 、...など)をインポートします:
import QtQuick
矩形型
Rectangle { id: page width: 320; height: 480 color: "lightgray"
Rectangle 型のルートオブジェクトを宣言します。これはQMLでアプリケーションを作成するための基本的な構成要素の1つです。後で参照できるようにid
。ここでは "page "と呼びます。また、width
、height
、color
プロパティを設定します。Rectangle 型には他にも多くのプロパティ(x
やy
など)がありますが、これらはデフォルト値のままにしておきます。
テキスト・タイプ
Text { id: helloText text: "Hello world!" y: 30 anchors.horizontalCenter: page.horizontalCenter font.pointSize: 24; font.bold: true }
テキスト「Hello world!」を表示するText タイプを、ルート Rectangle タイプの子として追加します。
y
プロパティは、テキストを親の頂点から 30 ピクセルの垂直方向に配置するために使用されます。
anchors.horizontalCenter
プロパティは、型の水平方向の中心を指します。この場合、テキスト・タイプがページ要素の水平方向の中央に配置されるように指定します(「アンカー・ベース・レイアウト」参照)。
font.pointSize
とfont.bold
プロパティはフォントに関するもので、ドット記法を用います。
例を見る
作成したものを見るには、qmlツール(bin
ディレクトリにあります)をファイル名を第一引数として実行します。例えば、チュートリアル1の完成例をインストールした場所から実行するには、次のように入力します:
qml tutorials/helloworld/tutorial1.qml
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